冬にしかオープンしていない、1日ランチ10名まで、完全予約制、という隠れ家的なレストラン「ぶどうえん」の今は、どうなっているでしょうか。
安全の美味しい手作りの料理を味わっていただきたいと、夫婦二人三脚で葡萄園と共に営まれている隠れ家的なお店です。
自分たちがきちんと丁寧なおもてなしができて、来てくださったお客様が心からのんびりしてくださるよう、お店は1日4組限定の予約制。地元野菜を中心に素材にこだわり、手間隙かけて作られるお食事やお茶は全てご夫妻の手作りです。
お店の一番人気というビーフシチュー。自家製のルーは奥様が2日もかけて作ります。また、お出しする直前にミルで挽き、ネルドリップで入れてくれるご主人のコーヒーは、地元産の炭を使い七輪で自家焙煎するというこだわりの一杯。「ゆっくりとお食事や会話を楽しまれ、3~4時間過ごしてお帰りになられる方ばかりですよ」そう言って、ご主人はとても嬉しそうな笑顔をみせてくれました。
8月~9月は本業のぶどう園が収穫の時期を迎えるため、レストランは休業になるとのこと。
ちょっと残念だな~と思ったら、本業のぶどうの素晴らしさを聞かせて貰い、わくわく感を覚えました。
全部で7種類(すべて種なし)のぶどうを栽培しており、自分たちが美味しいと思うモノを作っているとか。
それを直接消費者のお客さんにお売りする「直売」をしています。
9月初旬の「ハニービーナス」や9月中旬の「黄玉」は人気が高いそうで、
美味しい時期をちゃんと電話で問い合わせをして買いにくる方が多いそうです。
またここで栽培した、生食用の種なし葡萄をNASUさんに持ち込み、1樽だけオリジナル葡萄飲料を作っているとのことで、帰りに1本買わせていただきました。(1本 1800円)
渋みが無く非常に飲みやすい葡萄飲料。
ちなみに飲料タイプは辛口。
お店でもグラス葡萄飲料としても出しています。
以前はサラリーマンと専業主婦だったお二人。
「素敵な方々との巡り合わせがあって、今の私たちそして、お店があります。葡萄の匂い、小鳥のさえずり、やわらかな風の音…この豊かな自然の中でお客様が喜んでいただけるよう、責任をもって自分たちの思いと共に守り続けていきたいです」
会社を離れ、今では想像以上に素敵な暮らしをしているという、仲睦ましい野中さんご夫妻。広々とした葡萄畑と、温かなご夫妻に迎えられて、大切な人と心安らぐ時間を過ごせそうです。
久しぶりに、こちらのご夫婦を訪ねてみたいと思います。
「コーヒー&レストラン ぶどうえん」
住所:高根沢町宝積寺1743-1
電話番号:028-675-3193
定休日:日曜日、月曜日 また8月・9月のぶどう収穫時期は休業
営業時間:11時~17時30分